FIREを目指す理由は人それぞれ。険しいFIREまでの道のりを乗り越えるにはそれなりのモチベーションが必要です。私の場合それが何なのかを整理してみます。
束縛されるのが嫌いだから
会社員生活をしている私がFIREを目指す理由は、人生の大部分を他人に縛られたくないからです。会社員生活になると1年間のほとんどを会社のために捧げることになります。平日5日、最低8時間は束縛され、さらに状況によっては8時間以上捧げる必要がでてきたり、休日も捧げなければなりません。どうして、自分の人生の大部分を他人のために捧げなければならないのでしょうか、考えるだけで我慢なりません。
このような耐え難い苦痛を感じ始めたのは会社員生活の最初からではありません。最初は右も左もわからなかったし、自分を採用してくれた会社に恩義を感じて何とか貢献しようと精力的に働いていました。ところが、年数が経つにつれて段々会社の良くないところが見えてきたし、経営層はよくわからない命令を下してくるしで不満が溜まってきました。そこで働いている大体の社員は尊敬できる人が多いのですが、中には自分と全くそりが合わない人間もいます。声も聞くのも嫌なくらい相性が悪い人もいます。そんなストレスが溜まる環境に、強制的に束縛される状況がありえないくらい理不尽だと感じてくるようになったのです。
そんな中、資産形成の勉強をしていく中でFIREという考え方に出会いました。FIREを達成し、自分の好きな時間、場所でやりたいことに集中できるような生活ができたらどんなに素敵だろうとワクワクを感じました。これが強烈な動機となって、今必死に資産形成に励むことができています。
FIRE以外の選択肢
上記の不満を解消するための選択肢はFIREだけではありません。
転職をすればひとまず現在の仕事環境から離れ、新しい環境が手に入ります。魅力的な選択肢ですが、結局新しい環境でも雇われの身である以上、会社に束縛される環境に変わりはありません。新鮮なのは最初だけで、すぐに今と同じような気持ちになると思います。それに、現在勤めている会社はお給料は良いので、あと少し我慢するだけでFIREのための最低限の資産が築けるのです。新しい環境で0から頑張るより、今の環境でもうしばらく辛抱する道を選択することにしています。
雇用される側になるのをやめ、個人で事業を立ち上げて独立する選択肢もあります。独立は、FIRE後の楽しみにとっておいています。FIRE後にやりたいと思っていることは色々あるので、それらがもし軌道にのれば自然と独立した個人の事業になると思います。今現在の資産では、その事業を成功させないと今後食べていけない可能性がありますが、目標資産を築いてから取り組めば食えるようにしないといけないプレッシャーとは無縁に取り組むことができ、余裕が生まれます。好きなことは伸び伸びやりたいですよね。今はお仕事を頑張ってこなして、経済的自立を目指しています。
おわりに
働くことは嫌いではないが、強制的に自分の時間を奪われ、抵抗することができないという状況から逃れるためにFIREを目指しています。人は選択肢を与えられない状況に大きな不快感を覚えます。そうすると心から人生を楽しめないため、頑張ってFIREを達成したいと思います。