私の実践した固定費節約シリーズの第2弾として、家賃を取り上げてみたいと思います。
きっかけはコロナパンデミック
会社員生活の始まりと共に、一人暮らし生活を始めました。一人の空間が好きだったので、就職を機に実家を離れて一人暮らししたいと思っていたからです。電車に乗らなくて済むように会社の近く、ワンルームでぼちぼち綺麗であることくらいを条件にして、家賃8万5千円くらいのワンルームに住むことになりました。めっちゃくちゃ高くて吐きそうなのですが家賃補助が会社から出るので、背伸びすることができたのです。
最初こそ一人暮らしを始められたことに満足していて、家賃以外不満はなかったのですが、徐々に一人暮らしの会社員生活になれ、新鮮味が薄れてくるとだんだんと不満が出てくるようになりました。とはいえ、わざわざ引越しをしてまでその不満を解消しようとは思いませんでした。明らかに労力の方が上回りそうです。
そして2020年にコロナのパンデミックが発生。状況ががらりと変わりました。
自炊
まず、自炊を始めるようになりました。コロナまでは自炊はほとんどやらず、せいぜい冷凍食品を解凍するとか、ウィンナーを炒めるくらいの簡単なことしかやりませんでした。ですが、外出自粛の雰囲気が出てきており、毎食冷凍食品や出前を頼んではさすがに体が心配になります。野菜を好きなだけ摂れるようにするために自炊をしようと思ったのですが、借りていた物件はキッチンがとても狭く、コンロも一口しかありません。鍋を2つ以上同時に使えないため、自炊をするには困難でした。
在宅時間増加
コロナ以前もそこまで活発に外に出る方ではありませんでしたが、ずっと引きこもりというわけではありませんでした。ですがコロナ禍状況下ではずっと在宅になります。会社のお仕事も徐々にリモートにシフトしていき、ずっと自室のデスクの前に座っているようになりました。するともう少し机の上のレイアウトを変えたくなってきたり、冷蔵庫もワンサイズ大きくしたいと思うようになってきました。ですがそのようなスペース的な余裕はありませんでした。
引越しチャンス
出社するために会社の近くに住んでいるのに、リモートがメインになりつつある。そして、リモートとなり在宅時間が増えたとなると今住んでいる物件は適しているとは言えない、あと家賃が高い。これは引越しをするに十分値する理由があると判断し、物件探しを始めました。コロナ禍の途中で緊急事態宣言解除がされた期間があり、その中で家探しができました。
経過は省きますが、不満点をおおむね解消しつつ、家賃もお安い物件を運良く見つけ、即決で引越しをしました。家賃は5万円になったので、それだけで毎年42万円浮かせることができます。家賃の削減効果はすごいですね。もっというと、実は私は二輪車を所持しているのですが、元の物件だと二輪車の駐輪代が月に1万円弱かかっていました。これが新しい物件だと0円なので、引越し効果によってさらに年間12万円の削減となりました。合計年間54万円の固定費削減となったのです。
もちろん、コンロ周りも広くなったことで自炊がやりやすくなったり、大きめの冷蔵庫(300L程度)を入れられる物件なので、そういった不満点も解消されています。引越しをすることで、固定費削減とQOLの向上を同時に達成することができました。
おわりに
引越しをするのは大変です。なので家賃を下げるという固定費削減効果はそう簡単に実現できるものではありません。そもそも固定費削減のための引越しというのはあまり考えられないかもしれません。引っ越すことで大きく変わるのは住居環境です。住居環境を改善し、もしそこが家賃がお安いところならオマケで固定費削減効果もついてくる、くらいの付属効果にとらえるのが自然ですかね。いくら家賃を安く押さえることができても、住みづらいようでは本末転倒ですから。
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