令和のブラックマンデーで受けた影響

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今年の8月2日〜5日にかけて日経株価が過去最大幅で下落し、「令和のブラックマンデー」と呼ばれるようになったのは記憶に新しい人もいるかもしれません。資産形成のために投資を続けているといつかは直面する暴落局面。時間が経って落ち着いて当時の状況を振り返られるようになった今、あの暴落がどんな影響を自分の資産に与えていたのかを確認してみます。

令和のブラックマンデー

2024/08/02に日経平均株価が2,216円下がりました。騰落率は-5.81%とかなり大きく、当時は驚かれました。

2024/08/02の値動き

週明けの2024/08/05、日経平均はさらに大幅下落。下落幅は4,451円、-12.40%も下落し、この下落幅は過去一番となりました。ただ、騰落率は過去一番ではありません。

2024/08/05の値動き

ブラックマンデーを含む期間の資産推移

以下は、私の投資信託資産の推移です。2024年の年初と、8月のブラックマンデーを期間に含んでいます。私の投資信託はほぼeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)であり、今回の日経平均の下落の影響は直接はありませんでした。ただ、この時は円高も急激に進んでおり、その影響を受けてファンドの資産額が低下しました。

暴落の谷はそこまで深くない

グラフの赤い丸で囲われた凹みがブラックマンデーの影響を受けた期間になります。暴落と呼ぶにはあまり谷の深さが目立たないように見えます。暴落した指数を対象としたファンドを持っていないため、影響は限定的だったのかもしれません。

暴落が来ても、年初評価額を下回っていない

青いラインが2024年の年初の資産評価額です。グラフを見ると、2024年の期間中この青いラインを下回っている期間はありません。結果論ですが、私はNISAの成長投資枠は一括投資をしてぶっ込んでいました。暴落まで資金を温存しておいて、ブラックマンデーの時に現金を投入するといった方針を取っていても、そこまで儲からなかったようです。

2ヶ月程度で暴落前の水準に回復

10月中には、暴落前の高騰していた評価額の水準に回復しているように見えます。暴落はその水準を回復するのに数年を要することもありますが、2ヶ月というのはかなり回復が早い部類と言えるのではないでしょうか。

暴落の対処方法

資産形成をする上で、暴落は避けて通れませんが、暴落時の対処を間違えると資産に大きなダメージを与えてしまうと言われています。最たる例が狼狽売りでしょう。

私は暴落時、何もしませんでした。狼狽売りもしませんでしたし、追加投資も行わず、淡々と月10万円の積立投資をやっていました。何もしていないにも関わらず、2ヶ月で傷は回復。無事に暴落を乗り切れたと言えるでしょう。あっさり回復したように見える今回の事例はそもそも暴落と呼べるに相応しいかどうかは議論が分かれるかもしれませんが。

暴落当時にはフラットな目線で株価の推移を見ていました。確かに8/2、8/5のあたりは1日で130万円近く資産を減らしましたが「投資をしていればそんなこともある」と、単に事実を眺めていただけでした。売りたいと思ったことは一瞬たりとも思い浮かびませんでした。様々な書籍や投資のマインドを学んでいたつもりですので、冷静を保てていたのは良かったなぁと思っています。

暴落になっても何も動かない

これがやはり投資の大原則でしょう。

おわりに

令和のブラックマンデーが、私の資産に与えた影響を振り返ってみました。投資方針を守って、何も動かなかったことが功を奏したと思います。先人の教えはやはり役に立ちますね。

とはいえ、今回は暴落と呼んでいいのか微妙なレベルだったのかもしれません。影響が長期間残らず、短期間で収束したように見えるためです。そういう意味では、これで「自分は暴落にも強い」と変に自信を持ち過ぎてしまうと足を掬われるかもしれません。SP500の指数が大暴落するようなイベントが起きたら自分もどうなるか分かりませんので、常に冷静に投資方針を守れるように心構えていたいと思います。

特にこれから米国大統領選挙で、株価がどのようになるのか想像もつきません。冷静に落ち着いて対処していきましょう。とにかく、困ったら何も動かないのがいいでしょうね。

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