10/25にeMAXIS Slimシリーズの新ファンドが追加されましたね。オール先進国(日本含む)とのことです。どのようなファンドでしょうか。
ベンチマーク
このファンドが連動を目指す指標はMSCI ワールド・インデックス(配当込み・円換算ベース)のようです。このインデックスに含まれる国や地域は以下のようになっており、米国株が7割を占めているようです。
ファンドの内部的には「先進国(日本除く)株式ファンド」と「日本株式ファンド」を組み合わせて実現しているようです。
また、為替ヘッジは行わないということで、米国株式S&P500やオルカンと大体似ているようです。為替ヘッジの有無に関しては各人で好みが分かれるところかとは思います。個人的には為替ヘッジを行うことによる手数料の上乗せ分が、為替ヘッジの効果と釣り合いが取れるのかについてはわからないため、なしの方が都合が良いと考えていたりします。
各種手数料
買付手数料
販売会社(証券会社)ごとに異なります。私の使っている楽天証券ではノーロード(0円)です。eMAXIS Slimシリーズと謳うのであれば当たり前に感じてしまいますが、ありがたいですね。
信託財産留保額
売却時の手数料も楽天証券では未設定(0円)です。
信託報酬料
0.09889%です。
同シリーズの米国株式(S&P500)が0.09372%、オールカントリーが0.05775%となっており、S&P500とほぼ同水準となっています。十分に手数料がお安くてさすがといったところでしょうか。
総経費率
インデックスファンドの手数料について調べるとき、信託報酬料の高さが話題の中心となります。ファンドの交付目論見書を眺めていると信託報酬料の他に総経費率という記述が書いてあります。これはファンドを運用していくときに掛かった実際の経費率を示しており、総経費率と信託報酬料との差が隠れコストと呼ばれたりしていますね。
総経費率は実際に運用してみないと実績値が出ないため、まだ未定義の値となっています。仮にこの総経費率が信託報酬料とあまりにも乖離していると、効率的な運用をしているとは言い難く、投資先のファンドを吟味するときにある意味一番重要視すべき項目なのかもしれません。
参考までにeMAXIS SlimのS&P500における総経費率は0.10180%と記載されています。信託報酬料との乖離がほとんどないと言えそうです。
おわりに
私のポートフォリオの大部分を占めるeMAXIS Slimシリーズに新ファンドが追加されたということで、少し調べてみました。米国が7割を占めており、ほぼ米国株式と言えなくもないですが、アメリカ以外の国にもしっかり分散したい、でも新興国はいらないみたいに考えている人にはピッタリと言えるのかも知れません。
私は引き続きS&P500を贔屓に投資をやっていこうと思います。資産形成がんばっていきましょうね。
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